寒中見舞い

寒中見舞い申し上げます。

 

昨年8月に、父親が他界しました。

突然の四肢麻痺の生活になって1年半、最後は自宅で過ごしたいという父の思いがあり、支える家族も、ヘルパーさんを利用しつつ、ある意味ぎりぎりのところではありましたが、そんな中である朝、死を迎えました。

急なことで驚きましたが、眠るように、苦しまずに、前日まで笑顔の会話もあってのことでしたので、前日まで来て頂いてたヘルパーさんとも「大往生だったね」と話しました。

 

父親の死を通して、自宅で看取るという経験をしました。

ヘルパーさんを利用しながらも、生易しいものではありませんでしたし、一通りの苦労もありました。しかし、すべては必要な経験だったのだと、今では思います。

家族との向き合いという面、自分の人生において、人の生と死への向き合いにおいてです。

 

治療師としても、家族への保険治療が適応できましたので、四肢麻痺に対する保険マッサージ治療に当たりました。下半身の痛み、しびれがあったため、丁寧にマッサージをすると「気持ちがいいよ、ありがとう」と言ってくれた言葉が耳に残っています。

 

苦悩もありましたが、笑顔もありました。

 

 

 

2016年も よろしくお願い致します。

 

                     ○ 笑顔治療院